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♤スポーツ医学 肩の障害

 

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さて今回はスポーツ障害で頻繁に発生する肩関節の故障についてお話します。

野球、バレー、テニス、格闘技など様々な状況で発生します。

 

 

肩障害の種類

 

①後方拘縮

投球動作や腕を振った時に関与する筋肉(棘下筋、小円筋、三頭筋、広背筋)が遠心性収縮がおこり痛みが生じます。

腱板の支配神経である肩甲上神経麻痺により筋萎縮から肩の可動域制限も発生する。

 

 

②インターナルインピンジメント

関節唇と腱板の衝突。肘下がりのフォームから肩関節外旋が強要され発生する。

 

 

③BENNETT骨棘

上腕三頭筋の牽引(引っ張られる)が原因で関節窩後方に骨棘(過剰骨)ができる。

肩後方に痛みが生じる。

 

 

 

予防対策

 

❶後方拘縮(予防、治療)

肩甲帯柔軟性の獲得が重要となります。

CAT(外転テスト)やHFT(内旋テスト)などの徒手検査なども有用です。

肩甲骨が上腕骨に対して追従できるか試験しましょう。

 

 

 

❷インターナルインピンジメント(予防、治療)

胸郭の開大が不足しているので、肩甲胸郭関節(肩甲骨)の柔軟性の獲得や、肘が下がりのフォームに注意しましょう。

 

 

 

❸BENNETT骨棘(予防、治療)

骨性病変はCTで評価し増大していてばクリーニングなどで除去する。

 

 

 

まとめ

関節内注射(ステロイドヒアルロン酸)なども有効です。

しかし身体機能やフォームを改善しなければ痛みが完全に消失するのは難しいでしょう(>_<)