♤スポーツ医学（簡単） 半月板損傷

さて今回は日常生活やスポーツ活動において非常に重要な役割を果たす半月板についてお話します。

半月板とは膝関節の左右に存在する円板型の軟骨です。主な役割は膝関節に重力が加わった時に荷重を分散する働きがあります。損傷した時の対処法まとめました。

受傷機転（原因）

一度の外力や繰り返しの負荷、先天的な形態（円板半月板）に起因するもの様々な原因があります。多くは前十字靭帯断裂と合併します。

予防

ジャンプや切り替えしの際に膝が内側に入らないように気を付けましょう。

サッカーなどでは外側半月板が損傷することが多く、自分が行うスポーツの競技特性をしっかり理解しましょう！

治療

損傷形態に種類があります。縦断裂、横断裂、水平、弁状、バケツなど。

半月板の辺縁部分では血流が多く修復しやすいが中央部では修復しにくいなど

形態によって治療方が異なるため断裂部分を把握しときましょう。

手術

部分切除術と縫合術があります。

切除する場合は荷重制限や固定の必要がなく。早期にリハビリ訓練が行えるが、

切除した半月板（繊維軟骨）の再生は期待できないため耐衝撃機構減少により再発しやすい。

縫合術は免荷と固定の必要があり復帰まで時間を要するが機能回復により競技生活が長引かせることが期待できます。

まとめ

アスリートなどの競技生活を考えれば縫合術が最も需要がある選択だと思われます。

進行するとロッキング（半月板が異なる位置に挟まる）状態となり激痛が走り動けなくなるため注意しましょう(>_<)。